雨がくる 虹が立つ

ひねもすのたりのたり哉

第4回・図録放出会を終えて

去る11月3日(祝)、「アート好きによる アート好きのための 図録放出会」が無事終了いたしました。 当日はお天気にも恵まれ、たくさんの方が足を運ばれて賑やかなイベントとなりました。皆さまありがとうございました! zuroku1

会場となったBoConcept 南青山さん、「ああ、こんな空間で暮らせたら」と妄想が捗る、とても素敵なお店でですね……。ただでさえデザインが優れている図録をその空間に並べると、相乗効果でめちゃくちゃおしゃれな世界が出来上がっていました。そうか、図録ってインテリアとしても立派な役者になるのね。 図録1価格設定は1000円、500円、そして今回は古い『美術手帳』等の貴重な雑誌がなんと200円で登場しました。 図録212時をスタートに、会場には早速目利きの猛者たちが!図録を寄付される方もたくさんいらっしゃって、その状態の良さや気前の良さに感服しました。 図録3 印象的だったのは、会計をされる際や図録を提供してくださる際に、かなりの方が「今年も開催してくれてありがとう。また次回も楽しみにしています」、「良いイベントですよね」と笑顔で声を掛けてくださったこと。みんな、美術が好きなんだな、まさに”アート好きによる アート好きのための”イベントなんだなとしみじみ嬉しく思いました。

 

当日会場ではトークショーが2本行われました。 1つ目は、誰もが知っているハーゲ○・ダッツや数々の展覧会のポスター、図録のデザインを手掛ける株式会社アドアーツの仲 将晴さんと、美術ブログ 弐代目・青い日記帳の管理人takさんによる「図録ができるまで」。

へー。図録の”基本サイズ”はA4……。うん、家にある図録を見ても、基本サイズは結構無視されてますね(笑。他にもバルテュス展のポスターこぼれ話や、一時期話題となった某展覧会(翡翠でできた白菜の…)の話、そしていかに値段を抑えて図録をリュクスに見せるかなどいろいろなお話を聞くことができました。

2つ目は、フジテレビ「ホウドウキョク」でアート情報を発信されているアナウンサーの阿部 知代さんと、フクヘンさんの愛称でおなじみ鈴木 芳雄さんのトーク。こちらは図録にまつわる思い出のお話……と思いきや、フクヘンさんがいいなと思って購入した図録、時を経てふとAmazonで検索すると、あれもこれもびっくりするほどの高値がつけられていた!という展開に(笑 図録5図録投資術、いやいや、「これこそは素晴らしい図録だと思ったら手に入れておきましょう・その価値ははかり知れないのだから……」というお話ですね! さらにアーティストの植田工さんも登場し、植田さんに似顔絵を描いてもらう権をかけてのオークションが行われました。似顔絵はBoConceptさんが扱う素敵な額に入れてもらえるというサプライズ付き。 図録4

イベントは18時まで行われ、大盛況のうちに幕を閉じました。 この日の売上は343,056円!すごい!

上にも書きましたが、自分も含め、このイベントを楽しみにしている方が本当にたくさんいるんだなと知ったのが今回の感想です。そんな思いが通じてか、このような告知が♡

 

わーい!第5回を楽しみに、そして今後も一層、素晴らしい図録との出会いを期待して展覧会へ足を運びたいと思います。