雨がくる 虹が立つ

ひねもすのたりのたり哉

最近、地味に続けていること

ゴールデンウイークに、野点(のだて)に挑戦した。

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前々から「実は最小限の携行品で実践可能なんじゃないか?」と勘繰っていた野点
──と言っても、本格的なそれらしいものではなく、ただ単に外でお薄を飲むというだけである。よって、シミュレーションなどしなくても、お湯と抹茶と茶筅(ちゃせん)と器があれば事足りることは分かっていたのだけれど、やってみないことには分からないので、とりあえずやってみたのでした。

 


詳細はこちらに。
これが滅法最高だった。

ima.goo.ne.jp

緑の中で落ち着いた苦みを楽しめるのはもちろんなのだけれど、茶を点てることによって連綿と続いていたサイクルが一度リセットされる感覚を味わうことができる。

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要はコーヒーブレイクみたいなものなのですが、気持ちがすとんと切り替わるのは、なかなか良いものです。

茶碗も別に茶道用のものじゃなくて良いし、大体の分量さえつかめば茶杓じゃなくてスプーンでも良い(風情はなくなりますが)。茶筅を洗うのもサッとできてしまうし、本当に思った以上に気軽に楽しめることを知りました。

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たったこれだけでOKです。

そんなわけでここ2週間ほど(まあまだ2週間ではあるのだけれど)、出かける前や、帰宅後、日の入りや一番星などをベランダで見ながら、一服を楽しんでいます。

家族が茶道を教えていたので、改めて学ぼうと思えば学べる環境にあるのもラッキーだと思う。今は「超」がつくほどズボラな野点だけれども、少しずつきちんとしたお点前も身に着けていこうと思っています。

 

もうひとつ習慣づけているのは、本を読むこと。
最近はスマホを見ることが増えてしまい、スクロールして必要な個所だけ掻い摘んで読む癖がついた所為か、紙面を目が滑るようになってしまった。

目が滑ってしまうので文章が頭に入ってこない。これはいかんということで、4月の終わりから毎週3冊は最低でも読むようにしている。

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こういう月が出た夜は、うっすらと怖い怪談などが良く似合う。


朝は通勤電車の混雑が酷く、とてもじゃないけれど本を開くことができない。
よって帰りの電車の中と帰宅後が読書タイムとなるのだけれど、本は良いですね。すごく面白い。やらなきゃいけないことをそっちのけで読みふけってしまう。
先の「いまトピ」に寄稿するにしても、自分は語彙も知識も少ないし、気の利いた文章が書けるわけでもない。なので、当初は「少しでもインプットを多くしたいな」という欲もあったはずなのだけれど、もうそういう目的をすっかり忘れるほど没頭するようになってしまった。

 

そんなかんじの、地味に続けている、ふたつのことなのでした。