残念ながら2021年も、新型コロナウイルスの影響を受けた年になってしまった。
普段、美術業界の末席で仕事をしているため、特に前半は散々な目に遭ったなァというのが大きな所感である。とはいえ、新しい出会いや「こんな時だからこそ」の良いお付き合いにも恵まれた。よって、総じて仕事面での人間関係は良いものだったなと思っている。
「虹はじめてあらわる」としての大きな出来事といえば、なんといっても「いまトピ」に加え、「美術展ナビ」でも展覧会紹介などの記事に携わることができたということに尽きる。どちらもフレンドリー且つ良くしてくださる編集部なので、今年はもっと良いものが書けるよう努力する所存であります。
そんなわけで、大変なことはありつつも美術を楽しみ、関わることができた1年に何を観たかということを書いていこうと思う。以前は10選としていたが、私は絞るのが下手で番外編が長くなってしまうため、記憶に強く残っているものを月ごとに振り返るメモ形式で挙げていきたい。
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