雨がくる 虹が立つ

ひねもすのたりのたり哉

2021-01-01から1年間の記事一覧

ホテルニューアカオの最後を見に行った

※これを書いた時点では、ホテルニューアカオ館が今後も活用されるとは発表されていなかったため、このようなエントリになっております。現在ホテルニューアカオ館は、アートイベント等で使われています。宿泊営業は終了しています。 先日Twitterで、熱海の「…

イスラエル博物館所蔵 「印象派・光の系譜」で光を見た話

コロナ禍になって、1年半ちょいが経とうとしている。もともと変なところで潔癖なうえに、呼吸器と循環器を悪くした過去があることから、この1年半、それなりに高めの緊張感を途切れることなく持って生活してきた。 空がどんなに高くとも、風がどんなに暖か…

京都へ旅したはなし1(市川屋珈琲、河井寛次郎記念館、山口晃展)

3年ぶりに京都に行った。目下コロナ禍、1年前に横浜に宿泊をして旅気分は味わったものの、新幹線に乗るような距離は久しぶりだ。 nijihajimete.hatenablog.com さて、今回のメインは山口晃さんの展覧会「ちこちこ小間ごと」(ZENBI)と、「フィンレイソン…

春への義理立て

半期振り返りその2。誰だったか忘れてしまったが、春を満喫したことに対して「春への義理を果たした」と言っている人がいて、それに倣っていつの頃からか桜をしっかり見届けることを「春への義理立て」と呼ぶようになった。自分が桜の頃に生まれたということ…

海に通うはなし

昨年に撮った写真を探すために Instagram を遡っていたら、この9か月の間に見たいろいろな景色が思い起こされた。いろいろな、と言っても遠出した先で見たものではなく、ほぼ家と地元、そして都内の風景である。 目下コロナ禍真っ最中であるためメリハリも…

うたかたの日々2

これは、私と「あおい」との、うたかたの日々の記録である。

【巨大映像で迫る五大絵師】展で「見る」を鍛えた話

大手町の三井ホールにて、「巨大映像で見る五大絵師」を見た。 faaj.art 文字通り有名な五人の絵師の作品が巨大映像になっているというもので、葛飾北斎、歌川広重、俵屋宗達、尾形光琳、伊藤若冲という錚々たる名前が並ぶ。 当初私は「今はやりの没入型イン…

私的年度末に、渡良瀬遊水地へ行った

ひとつ年をとるので、その前の区切り(私的年度末)として、今の自分が気になっている場所へ行くことにした。目下コロナ禍であり、高齢の家族と同居しているため、あまり遠出することはできない(とは言え毎日都内へ満員電車で通勤し、打ち合わせやったりな…

「コンスタブル展」で雲を眺めた話

先ほどiPhoneの写真フォルダを遡ったところ、雲を写した写真がたくさん収められていることに気がついた。 フィルムの時代から空を被写体にした写真を多く撮ってきたが、携帯電話にカメラ機能が付いてからというもの、その頻度は比較にならないほど増えた。 …

うたかたの日々1

これは、私と「あおい」との、うたかたの日々の記録である。

戸定邸に行った

大川原梅園 家から40分ほど自転車で走ったところに「大川原梅園&ハーブガーデン」という施設がある。 その名の通り細い道を挟んで梅園とハーブガーデンがあり、ハーブガーデンではハーブを買うことができ、カフェも併設されている。 毎年2月の下旬になるとこ…

「冨安由真展/漂白する幻影」で亡霊を体験した

2021年1月に開催された「冨安由真展/漂白する幻影」の感想

2020年に観た展覧会を振り返る

あけましておめでとうございます。 昨年内に振り返るつもりでいたけれど、なんとなくうまくまとめられず、年が明けてしまいました。 《松崎天神縁起絵巻》(模本)前田氏実 模 東京国立博物館蔵 これくらい元気に生きたい