学術機関から離れてだいぶ経ってしまった人へ。
皆さんが学生の頃、学術論文って読まれましたかしら?
大学だと卒業する時に論文を書くので、引用文献として幾つか読んだりすることもあると思うのですが、社会に出て普通に生活していると、余程のことがない限り(学術機関に所属していない限り)論文は読みませんよね。
でも、卒業してから「この人○○大学の教授なのか。この人の書く本(記事)は面白いな」と思うことが出てくると思います。
たいていは、その人の著書を読んだり一般雑誌に寄稿している記事を読んだりしているのだと思いますが、教授だったり研究者だったりする人は、学術機関に所属しているので論文を書いているわけです。
とはいえ、そういったものは、国立大学以外は各大学に所属してないと読めなかったり、または他大学から文献複写なり何なりしてようやっと読めるもの。
・・・だったのですよ、私が某大学図書館で働いていたときは。
でもね、今、学術論文を誰でも読むことができるようになってきているのです。
もちろん機関に所属していないと読めなかったり、有料だったりするものもあるのですが、無料で公開されているものが結構あります。
学術論文なんて難しいんじゃないの?と思うかもしれませんが、いろいろなジャンルがありますので、興味のある分野であれば(たとえばお仕事関係とか)、結構楽しめると思います。(キーワードで検索もできる。)
国立情報学研究所が提供している学術論文検索サービス ”CiNii Articles”
http://ci.nii.ac.jp/
※オープンアクセスPDFと書いてあるものは、読めます。
CiNii Booksのリンクが貼られているものは、「それは本(紙媒体)で読めるよ」ということで、その本がどこにあるか探すことができます。
で、本を探すのにとても便利なサイトがあります。
”Webcat Plus”
http://webcatplus.nii.ac.jp/
これはね、神サービスですよー。
本を検索して、どういう本かの概要もわかって、且つ自分の家の近所の図書館にあるかも調べることができて、更には神保町の古本屋さんにそれが置いてあるかも分かっちゃって、しかもAmazonレビューもくっついてくるという…
それぞれ会員登録もなにも必要のないサービスですので、気軽に検索することができます。
機会がないとなかなか触れることのないサービスですが、使ってみるととっても便利なのでお試しあれ。